ワイヤーカット放電加工は現在様々な高精度加工に用いられております。加工の原理としましては、導電性および放電性の高い材質をワイヤー電極線に用い、導電性を高くした水溶性溶液および油性溶液の液内で、電極線の放電の原理を応用し製品を溶かしながら高精度に様々な形状に加工を行ないます。放電の原理を用いるため、加工する材質としましては導電性のある材質ならばどのような難削材でも加工が可能です。ちなみに、放電によって加工するので、表面は粗くなると思わがちですが加工を行う回数を増やしながら電圧を下げることにより加工面も非常に滑らかに、かつ綺麗に仕上げることができます。
なお、ワイヤーカット放電加工は、よくレーザー加工と比較されますが、スピードではレーザー加工の方が圧倒的に上ですが、高精度加工ならばワイヤーカット放電加工の方が数段上です。ワイヤー線のサイズも色々とあり、超硬加工.COMを運営する㈱キンコーでは、最小径がΦ0.03のワイヤー線を用いた超微細・精密加工や、Φ0.3のワイヤー線を用いた厚物加工も行っておりますので、それぞれの加工の用途に即したワイヤー線を使いわけることでお客様のニーズを満たす取り組みを行っております。さらに、水加工機・油加工機の両方の設備を揃えておりますのでそれぞれの加工機をお客様の要望に沿った形で使用することができますので、ワイヤーカット放電加工でお困りの案件がございましたら、お気軽にご連絡ください。
また超硬加工.COMを運営する(株)キンコーが過去にお客様から受けたご質問はこちらです。
>>『ワイヤー放電加工での最小微細穴径を教えて下さい。』はこちら
>>『ワイヤーカット加工で使用可能なワイヤー線径を教えて下さい。』はこちら
>>『ワイヤーカット放電加工のみの依頼でも対応可能でしょうか?』はこちら
>>『超硬材へのワイヤーカットで、最小コーナーRはいくつですか?』はこちら
>>『ステンレスで製作している部品を、超硬に変更できますか?』はこちら
>>『超硬に対して、どのくらいの精度で加工できますか?』はこちら