用語解説
細孔放電加工とは、名前の通り、放電加工により行う細孔加工です。非接触加工である放電加工では、電極とワークの間に隙間ができる程度の小径の電極さえ用意することができれば、マシニング加工では懸念の生じる細孔加工を比較的容易に行うことが出来ます。また、細孔加工を行いたい場合、細孔の形状が丸形状とは限らず、このような場合、マシニング加工では対応できません。細孔放電加工の場合、回転をさせず三角や星形等の様々な形状の細孔にも対応することが出来ます。細孔加工は加工機によりますが、1/100台の細孔加工を行うことが可能なので、例えばディスペンサーノズルや吸着コレットなど細孔が必要な製品の加工で用いられます。