精密微細部品の接着加工について
超硬合金や難削材、レアメタルなどの精密加工、微細加工を専門とする「超硬加工.COM」ですが、こういった加工材料は高強度であったり、耐食性や耐摩耗性などの機能性には富んでいますが材料価格が高くなってしまいます。そこで、機能的に必要な箇所のみに超硬合金や難削材を使用し、それ以外の部分をより安価な加工素材として両部品を接着加工することでコストダウンを行うことができます。また、超硬合金や難削材、レアメタルといった素材は入手性が低く、一般的な素材よりも加工時間が必要となるので、接着加工によって高機能材料は最小限の加工に抑えることで納期の短縮にもつなげることができます。
精密微細部品の接着加工とは
接着加工品としては、シャフト部をステンレス(SUS304)、摩耗が激しい先端を超硬合金に置き換えることで大幅なコストダウンを行った精吸着コレット、摺動部のみをセラミックスにすることで部品の長寿命化と加工コストダウンとなった精密治具などがあります。イニシャルコストはもちろん、ランニングコストも抑えることができるので、この接着加工品は様々な業界にて使用されています。
特徴① | 機能的に必要箇所のみ耐食性、耐摩耗性を向上 |
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特徴② | 材料費、加工費用を抑えることができコストダウンと短納期化に直結 |
特徴③ | 部品の長寿命化によりランニングコストを圧縮 |
接着加工が適しているかどうかは加工形状や使用目的、使用頻度によっても大きく変わります。開発者様や設計者様、生産技術者様との打ち合わせを重ねながら提案をさせていただいています。